タイルの町多治見市笠原町のモザイクタイルミュージアム

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受贈記念小企画展
今井兼次 不死鳥のモザイク

the Architect Kenji IMAI and Phoenix Mosaic

旧東邦商事本町ビル「糸車の幻想」部分
Exhibition
受贈記念小企画展

今井兼次 不死鳥のモザイク

細部に宿る、造形の魂

日本に欧米の芸術家、特にアントニオ・ガウディを紹介したことで知られる今井兼次は、情熱を注いで創作に取り組んだ建築家で、精神性の高い作品を残しています。作品の数は決して多くありませんが、一部の建築は、その魅力にひかれた人々が補修し、蘇らせ、時には断片的に残して今に伝えてきました。

2018年度、モザイクタイルミュージアムは、大阪商工信用金庫より、旧東邦商事本町ビル屋上に施工されていた作品の断片を受贈いたしました。これは、今井兼次が「フェニックス・モザイク」と呼ぶ手法によって製作した、高さ約12m、幅約18m、奥行きも2.5mを超える大作「糸車の幻想」の左上に位置していた「織女星(おりひめ)」の部分です。ビルの跡地には、安藤忠雄の設計により大阪商工信用金庫本店ビルが新築され、最新技術を駆使して「糸車の幻想」が再制作されましたが、今井の手掛けた当初の部分として残されたのは、この「織女星」と、再制作のためのサンプルとして各所から取り外された陶片(当館寄託)を含め、ごくわずかとなりました。

本展は、この「糸車の幻想」にまつわる経緯を中心に、今井兼次の作品の中から大多喜町役場、東洋女子短期大学(現 東洋学園大学)の「フェニックス・モザイク」、名古屋テレビ塔などにも触れながら、豊かな感性と合理性を併せ持つその魅力を伝えようとするものです。

会期 2019年9月14日(土)~2020年1月13日(月・祝)
会場 多治見市モザイクタイルミュージアム 3階
主催 多治見市モザイクタイルミュージアム
企画協力 村瀬良太(建築史家)
観覧料 一般310円、団体250円(20名様以上)、高校生以下無料(常設展観覧料、9月30日までは一般300円)
休館日 月曜日(休日の場合は翌平日)、12月29日~翌1月3日

※各関連企画へのお申込は、メールまたはFAXでお願いいたします。
開館時間中でしたらお電話でのお問合せも可能ですが、状況によってはお受け取りできないこともございますのでご了承ください。

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旧東邦商事本町ビル「糸車の幻想」部分 画像提供:株式会社竹中工務店

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「時間と空間を紡ぐこと」

今井兼次の最初の「フェニックス・モザイク」である千葉県の大多喜町役場は、約50年を経て修復再生工事が行われることとなり、平成21年にプロポーザルが開催されました。多数の応募の中から最優秀賞を受賞して、新庁舎の建築とともに今井作の庁舎の修復を手掛けたのが、日本建築学会賞をはじめ様々な賞を受賞している千葉学氏です。竣工後に刊行された『修復再生工事報告書』に、千葉氏は、「「対話」が鍵」だったと記しました。歴史的な建築とどのように向き合い、どのように読み解いていったのか、大多喜町役場の例を中心に語っていただきます。

講師 千葉 学(建築家・東京大学大学院工学研究科教授)
時間 2019年11月30日(土)午後3時~
場所 笠原中央公民館3階(モザイクタイルミュージアムのとなり)
定員 100名(お申込先着順)
参加費 無料

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profile | 千葉学|ちばまなぶ

1960 東京都生まれ
1987 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了
1987 株式会社日本設計(〜1993年)
1993 ファクター エヌ アソシエイツ共同主宰(〜2001年)
1998 東京大学工学部建築学科安藤研究室 助手(〜2001年)
2001 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 准教授(〜2013年)
2001 千葉学建築計画事務所設立
2009 スイス連邦工科大学(ETH)客員教授(〜2010年)
2013 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 教授
2017 ハーバード大学GSDデザインクリティーク

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