開催予告
旅するタイル-先駆者たちの足跡-
「旅に出る」という表現は、どこか遠い場所へ行く、旅行をするというイメージで使われることが多いと思います。
しかし、タイルをはじめ、やきものの生産が盛んな多治見市周辺では、主にやきもの業者の間では「旅に出る」という表現は上述以外に、「やきものの販売営業で各地へ向かう」という意味で使われてきました。
昭和10年(1935)、多治見市笠原町で山内逸三(やまうちいつぞう)が施釉磁器(せゆうじき)モザイクタイルの開発に成功し、量産方法を確立したことを皮切りに、この地でもモザイクタイルを中心にタイル産業が盛んになっていきました。
その後、昭和20年(1945)代には、タイル販売を専門とする商社が旅に出ることで、美濃焼タイルを全国各地そして世界へ広める重要な役割を担ってきました。
このようなタイル産業の黎明期を支えてきた人々が、どのような方法でタイルを全国や世界に広め、そのノウハウが現代にどう活かされているのかを展示を通して探ります。
本展では実際に使用されてきた道具や、旅をすることに携わっていた方々へのインタビューを踏まえた展示で、タイルを全国そして世界へ広めた人々の跡を辿ります。
「旅に出る」以外にも、モザイクタイルを組み合わせて絵画や模様をつくることを「アートを組む」と表現するように、タイル産業が発展する中で、その仕事内容を独特な言葉で表すことがありました。当事者からすると普段から言い慣れているただの言葉でも、傍から見ると素敵な表現に聞こえることがあります。
タイル業界ならではの表現を切り口に、タイル産業の一端を知るきっかけとなっていただければ幸いです。
※5月20日(火)から5月23日(金)まで、展示替えのため3階展示室を閉室いたします。ご理解、ご協力をお願いいたします。
会期 | 旅するタイル-先駆者たちの足跡- 2025/05/24~2025/09/28 |
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休館日 | 月曜日(休日の場合は翌平日) |
開館時間 | 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
会場 | 多治見市モザイクタイルミュージアム 3階ギャラリー |
観覧料:一般500円、団体400円
高校生以下無料、障がい者手帳をお持ちの方及び付き添い1名様無料
開催予告
素敵なゲストと当館学芸員が特別展示「旅するタイル」にまつわるトークイベントを行います。
展示資料のことや、裏話・体験談などタイルにまつわる貴重なおはなしを展開します!
6月21日(土) 14:00〜14:30+質疑応答
ゲスト:株式会社カネキ製陶所 取締役会長 宮川 賢太郎 氏
会場:3Fギャラリー前 定員:約20名 料金:無料(別途入館料は必要)
注意事項
・イベントの様子は映像、写真にて記録し、各種SNSや記録集に掲載させていただく場合がございます。・キャンセルの場合は必ずご連絡ください。
申し込み方法 下記要領をメールにてお申し込みください。※3営業日を目安にご返信させていただきます。 宛先:press@mosaictile-museum.jp
参加希望人数 代表者氏名 当日繋がるお電話番号
以下のQRコードから簡単にお申込みいただけます。
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開催予告
昔はタイル販売を専門とする会社の人が、ダンボールを切ったものを台紙にしてタイルを貼り付けて1から手作りの見本帳※をつくることがあったそうです。たくさんのタイルが発見できるミュージアムに来て、お気に入りのタイルを発掘して見本帳をつくってみましょう!
※お客様に実物のタイルを見せるために台紙に様々な種類のタイルを貼ったもの。
日時 :8月23日(土) ,8月24日(日)
会場:2F 特別会場
注意事項 ・作業はスタッフがサポートいたします。おひとりでの参加が難しいお子様は保護者の方の分もお申し込みください。
※体験者以外の入室はご遠慮いただいております。
・イベントの様子は映像、写真にて記録し、各種SNSや記録集に掲載させていただく場合がございます。
・当日は新聞やWEB記事等の取材が入る可能性がございます。
申し込み方法 下記要領をメールにてお申し込みください。※3営業日を目安にご返信させていただきます。 宛先:press@mosaictile-museum.jp
以下のQRコードから簡単にお申込みいただけます。
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