タイルの町多治見市笠原町のモザイクタイルミュージアム

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Concept
多治見市モザイクタイルミュージアムとは

なぜか、ふしぎな、うつくしさ。

施釉磁器モザイクタイル発祥の地にして、全国一の生産量を誇る多治見市笠原町に誕生したモザイクタイルミュージアムは、タイルについての情報が何でも揃い、新たな可能性を生み出すミュージアムです。設計は、独創的な建築で世界的な評価の高い建築家、藤森照信氏。タイルの原料を掘り出す「粘土山」を思わせる外観は、地場産業のシンボルとして、なつかしいのに新鮮な、不思議な印象を与えます。タイルは、単調な壁や床を彩り、楽しい景色を創り出すことで、ひとやまちを元気にします。その魅力を知っていただくために、膨大なタイルのコレクションを基盤に、この地域で培われてきたタイルの情報や知識、技術を発信。さらに、訪れた方々がタイルの楽しさに触れ、タイルを介して交流して、モザイクタイルのように大きな新しい絵を描いていける、そんなミュージアムを目指します。

ミュージアム
Architecture
ミュージアムの建築について

すり鉢状の緑の斜面に立ち上がる土の壁。
見たことがないのになつかしい、藤森建築のミュージアム。

すり鉢状に傾斜した地面と、そこに立つ土の壁。タイルの原料を掘り出す採土場をモチーフにモザイクタイルミュージアムを設計した藤森氏は、「建築物を構成する素材の中で最も根源的なものは何か」という問いに、「土」と答えています(★)。タイルもまた、土を焼成して作る建材のひとつ。土という原点を形にすることで、そこから生まれ、人の暮らしを彩ってきたタイルの変幻自在な魅力と、これからの豊かな可能性を示唆します。

(★ 藤森照信 ちくまプリマー新書166『フジモリ式建築入門』筑摩書房、2011年)

藤森照信 ふじもりてるのぶ(建築史家、建築家)

モザイクタイルミュージアム名誉館長 メッセージ

1946年長野県生まれ。東京大学大学院博士過程修了。専攻は近代建築、都市計画史。東京大学名誉教授。全国各地で近代建築の調査、研究にあたっている。86年、赤瀬川原平や南伸坊らと「路上観察学会」を発足。91年《神長官守矢史料館》で建築家としてデビュー。 97年には《赤瀬川原平邸(ニラ・ハウス)》で日本芸術大賞、2001年《熊本県立農業大学校学生寮》で日本建築学会賞を受賞。著書に『日本の近代建築』(岩波新書)、『建築探偵の冒險・東京編』(ちくま文庫)、『人類と建築の歴史』(ちくまプリマ―新書)、『藤森照信建築』(TOTO出版)などがある。

<略歴>

1971年東北大学工学部建築学科卒
1978年東京大学大学院工学系研究科建築学先行博士課程修了
1980年東京大学にて工学博士の学位を取得
1985年東京大学生産技術研究所助教授
1996年東京大学国際・産学共同センター教授
1998~2010年東京大学生産技術研究所教授
2010~2013年工学院大学建築学部教授
2010年~東京大学名誉教授
2014年~工学院大学特任教授
2016年東京都江戸東京博物館館長に就任
2020年多治見市モザイクタイルミュージアム名誉館長就任

<主な建築作品>
神長官守矢史料館(長野県茅野市 1991年)、タンポポハウス(東京都国分寺市 1995年)ニラハウス(東京都町田市 1997年)、秋野不矩美術館(静岡県浜松市 1998年)、ねむの木こども美術館(静岡県掛川市 2007年)、草屋根(滋賀県近江八幡市 2015年)

フジモリテルノブ氏

撮影 / 鈴木愛子

Floor Guide
フロアーガイド
多治見市モザイクタイルミュージアムフロア案内図

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